ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

政府の5G投資5千万ドル、世界の先駆者目指す


ニュース 電子 作成日:2015年9月23日_記事番号:T00059468

政府の5G投資5千万ドル、世界の先駆者目指す

 台湾政府は第5世代移動通信規格(5G)の研究開発(R&D)に5,000万米ドルを投じる計画で、5Gで世界をリードすることを目指す。経済部技術処の羅達生副処長は、政府が拠出した資金5,000万米ドルは研究機関による小型基地局の関連技術の研究開発や特許申請に用いられると説明した。行政院は、5G対応スマートフォン用半導体チップで世界2位以内、5Gの重要知的財産権(IP)市場シェア4%、小型基地局の市場シェア50%の目標を制定した。23日付経済日報が報じた。

 2015年台北5G国際フォーラムが22日開催され、国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)、欧州委員会の通信ネットワーク・コンテンツ・技術総局(DG CONNECT)や、▽KDDI▽NTTドコモ▽インテル▽中華電信▽鴻海精密工業の子会社、富智康集団(FIHモバイル)▽中国移動通信(チャイナ・モバイル)▽華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)──などが出席した。

 ITU-Rは16年から5G技術と性能の要求条件を協議し、20年に5G標準を制定する計画だ。これに向け、台湾政府は年内に5G政策白書を発表、台湾資通産業標準協会(TAICS)も業界の5G発展白書を提出する予定だ。