ニュース 自動車・二輪車 作成日:2015年9月23日_記事番号:T00059469
フォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験不正問題に関連して、台湾の行政院環境保護署(環保署)は22日、VWの台湾支社、奥迪福斯汽車(アウディ・フォルクスワーゲン台湾)に説明を求めた他、環保署空気品質保護・騒音管制処に専門小委員会を設立してVWの「ゴルフ」を抜き取り検査するよう指示したと明かした。23日付工商時報が報じた。
VWが台湾で8月に発表した新型「ゴルフ」(同社リリースより)
米環境保護局(EPA)が18日、VWが2008年以降に米国で販売したディーゼル車約50万台に、排ガス規制を逃れるため不正なソフトウエアを搭載していたと発表したのを受け、VWは22日、調査の結果、世界で約1,100万台にその不正なソフトが搭載されており、排ガスのデータに影響があると発表した。
環保署は、23日から抜き取り検査を強化し、排ガスデータに違反が見つかり次第リコール(回収・無償修理)を求め、従わなければ1台当たり最高10万台湾元(約36万円)の罰金を科すと説明した。
奥迪福斯汽車は、政府の調査に全面協力すると表明。台湾販売車に問題があるか本社に確認を依頼し回答待ちの段階で、もし問題があるならば、政府の規定に従いリコールなど必要な措置を取ると説明した。
同社は一方で、今回発覚した問題の車両は米国仕様のターボディーゼルエンジン「TDI」搭載車が中心で、台湾で販売している新車とは仕様、生産地が異なると指摘。問題そのものは安全性や性能に影響はないため、安心してほしいとドライバーに呼び掛けた。
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