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受動部品のヤゲオ、自動車向け売上比率が拡大


ニュース 電子 作成日:2015年9月23日_記事番号:T00059471

受動部品のヤゲオ、自動車向け売上比率が拡大

 受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)は中国の同業との差を広げるべく、自動車向け製品に注力しており、既に自動車業界の一次請け(Tier1)メーカーから受注を獲得。直接販売における同製品の売上高構成比は、5年前の2%未満から今年上半期は6%まで拡大している。23日付工商時報が報じた。

 台湾の電子産業のうち、現時点で中国の「紅色供給網(レッドサプライチェーン)」の台頭による脅威を受けていないのはDRAMと受動部品のみとなっている。中国の受動部品最大手、広東風華高新科技(風華高科、深圳上場)の技術が従来型のチップ抵抗器および積層セラミックコンデンサー(MLCC)レベルにとどまる中、ヤゲオは依然、大幅なリードを保っており、さらに自動車向けおよび産業向け製品に注力することでその差を拡大している。

 なおヤゲオによると、同社は2010年に自動車向け市場に参入、チップ抵抗器およびMLCCは既に「ACQ200」テストに合格し、これにより一般規格の製品に比べ数倍の価格に設定することが可能となっている。