ニュース その他製造 作成日:2015年9月24日_記事番号:T00059485
経済部統計処が23日発表した8月の工業生産指数は104.47ポイントで、前年同月比5.46%下落し、4カ月連続でマイナス成長となった。下落幅は過去2年半で最大だった。工業全体の9割以上を占める製造業生産指数は104.28ポイントで5.52%下落した。楊貴顕同処副処長は、9月は下落幅は縮小するものの、5カ月連続のマイナス成長は避けられないと指摘した。24日付経済日報が報じた。
楊副処長は、8月の下落幅が当初予測より大きかった理由として、上旬に台湾を襲った台風13号(アジア名・ソウデロア)の影響で電力供給が滞った他、工場施設が損壊した企業もあり生産に遅れが出たためと説明。また、石油化学製品の精製工場が想定外の設備故障により補修時期を早めたことも影響したと述べた。
8月は全項目で前年同月比で下落した。電子部品業は3.28%下落の125.13ポイントだった。このうち半導体は1.09%下落の154.68ポイントで、40カ月続いたプラス成長からマイナスに転じた。中国スマートフォン市場の需要減退で台湾メーカーの受注が昨年より減少したことが響いた。
楊副処長は、半導体業者の在庫率は56%で前月からほぼ変わっておらず、需要不振で業者の在庫消化の速度が鈍化していると説明した。
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