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8月商業売上高、6カ月連続マイナス成長【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年9月24日_記事番号:T00059493

8月商業売上高、6カ月連続マイナス成長【図】

 経済部統計処が23日発表した8月商業売上高は1兆1,713億台湾元(約4兆3,000億円)で前年同月比2.9%減と6カ月連続のマイナス成長となった。マイナス成長が6カ月続いたのは2008年の金融危機以来だ。24日付経済日報などが報じた。

 卸売業の8月売上高は前年同月比4%減の8,055億元だった。このうち、パソコン、モバイル端末などの機械器具業は3.8%減の3,391億元。日本ブランドからの調達が引き続き縮小していること、電子部品の受注減が原因だ。建材業は鉄鋼価格の低迷や輸出需要の減退で12.7%減の593億元となり下落幅が拡大した。化学品は原油価格や石化原料価格の低迷を受けて13.1%減の326億元だった。

 小売業は前年同月比0.7%減の3,286億元だった。このうち燃料業は原油価格低迷の影響で、28.7%減の192億元だった。一方、小売業全体の約3分の1を占める総合商品小売業は6.7%増の1,015億元だった。量販店は中元節(今年は8月28日)セールが好調だった他、百貨店では父の日(8月8日)商戦が盛り上がった。

 飲食業は前年同月比2.3%増の373億元で、7カ月連続のプラス成長だった。

 統計処は、百貨店の周年慶(創業祭)セールが始まるため、9月の商業売上高は前月より増加すると予測した。ただ、前年同月比のマイナス成長継続はほぼ確実で、下落幅は8月並みとなるとの見通しも示した。