ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年9月24日_記事番号:T00059498
24日付工商時報が留め具業界団体、台湾区螺絲工業同業公会(螺絲公会)の調査を基に伝えたところによると、欧米市場の景気低迷および中国製の低価格製品に打撃を受け、台湾のねじ業界は輸出受注が不調に陥っており、同産業の中心地、高雄市岡山区周辺で小規模ねじメーカー7〜8社が生産停止に追い込まれたもようだ。また晋禾企業、久陽精密(OFCO)といった中〜大規模メーカーも、受注激減を受けて残業の中止または削減を実施しているもようだ。
なお春雨工廠、聚亨企業(タイクーンズ・グループ・エンタープライズ)といった大手メーカーは正常な運営を維持しているという。
晋禾企業の蔡永裕董事長は、最近は受注量が従来の70%以下に減少しているため、これまで毎日午後8時まで行っていた残業を、7時または6時に短縮して対応していると説明した。受注減については「海外市場の景気悪化に加え、台湾域内の原料価格が高過ぎることも要因」と指摘した。
螺絲公会によると、台湾のねじ輸出の41%を占める米国で今年上半期、台湾製ねじ価格は1キログラム当たり2.63米ドルだったのに対し、中国製は1.79米ドルと約3割安く、台湾メーカーにとって大きな脅威となっている。
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