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化学原料で偽酒を大量販売、夫婦を摘発


ニュース 食品 作成日:2015年9月25日_記事番号:T00059521

化学原料で偽酒を大量販売、夫婦を摘発

 内政部警政署は24日までに、アルコール、香料、サッカリンなどの化学原料を混ぜ、偽のワイン、コウリャン酒、米酒などを無免許業者に生産させ販売していたとして、台中市の70代の夫婦や生産業者を摘発した。25日付蘋果日報が伝えた。

 捜査当局は過去1年余りの間に100万リットルの偽酒が中南部に流通し、消費されたとみている。

 夫婦は昨年、酒類製造免許を持つ会社を買収した上で、台中市の山間部に工場を設け、化学原料を調合した偽酒の原液を購入し、さらに酒類製造免許を持たない「新羚実業」(台中県大里区)に偽酒の生産を行わせていた。また、夫婦の息子は新羚実業から重金属に汚染された工場廃水を回収し、桃園県内の河川に排出していた。

 捜査当局は今年4月、桃園県の河川、福興渓に工場廃水が排出されているとの通報を受け、廃水を検査したところ、基準値を超える亜鉛、鉛、クロムが検出された。それを手掛かりに偽酒生産を摘発した。