ニュース 食品 作成日:2015年9月25日_記事番号:T00059522
中華民国消費者文教基金会(消基会)はこのほど、市販されている「薏仁水(ハトムギ飲料)」「紅豆水(アズキ飲料)」に美白効果やむくみを取る効果があるとする女性タレントの広告は虚偽だと指摘した。25日付中国時報が伝えた。
消基会は、効果がないのに35台湾元(約130円)は高過ぎると指摘した(24日=中央社)
「薏仁水」や「紅豆水」のメーカーは最近、女性タレントを使用し、あたかも美白などの効果があるような広告を行っていた。しかし、漢方医はハトムギの美白効果、アズキのむくみ解消効果を否定した。
「愛健御白玉薏仁水」の広告に登場したタレントの林心如さんは、テレビCMで「この美白感が好き」などと宣伝していたが、マネジャーは「林さんは台湾にはおらず、広告フレーズはメーカー側の発案だ」と説明。「鮮Q好手芸紅豆水」の広告に起用された隋棠さんは「むくみを取る方法をいろいろ試したが、アズキが一番有効だと思った」などとフェイスブックで発言していたが、マネジャーは「メーカーに聞いてほしい」と言葉を濁した。
メーカー側も逃げ口上で、薏仁水の製造元は「飲めば美白効果があるとは言っていない」と回答。紅豆水の製造元も「広告は外部に委託したもので、むくみを取る効果があるとは言っていない」とした。
消基会の徐則鈺副秘書長は「タレントによる広告は、公平交易法(公正取引法)による広告推薦者に該当する。広告に誤解を与える恐れがあれば、タレントとメーカーが連帯して損害賠償責任を負う」と警告した。
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