ニュース 社会 作成日:2015年9月30日_記事番号:T00059534
非常に強い台風21号(アジア名・ドゥージェン)が28日夜から29日未明にかけ台湾を横断し、強風でバイクが転倒した宜蘭県の夫婦2人が死亡、324人がけがをした。
宜蘭県では29日、強風で看板が多く倒れ、通行に支障が出た(29日=中央社)
山間部への大量の降雨で新店渓の濁度が2万500度に達し、台北自来水事業処は28日午後4時半に取水を停止、供給地域19万世帯に影響が出た。停電は29日午後8時までで227万世帯と、過去4番目に深刻だった。
台湾高速鉄路(高鉄)、台湾鉄路(台鉄)は28日正午から29日正午まで運行を停止し、22万人の足に影響が出た。28日は中秋節(旧暦8月15日、2015年は9月27日)連休の最終日に当たり、帰省ラッシュで駅構内はごった返した。空の便は台湾域内線が160便、国際線は306便が遅延、欠航となり、4万6,000人の足に影響した。
台北市、新北市、基隆市は28日午後8時に29日午前のみ公共機関と学校を休みとする「停班停課」措置を取ると発表したが、市民からの苦情が相次ぎ、2時間後に終日の実施に切り替えた。ところが、29日正午には暴風域を脱し、目立った風雨はなかったため、百貨店や映画館に長い行列ができた。
行政院農業委員会の発表によると、30日午前11時時点で農林水産物や施設の被害総額は2億1,701万台湾元(約7億9,000万円)だった。雲林県が8,289万元を占め、最も深刻だった。
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