ニュース 電子 作成日:2015年9月30日_記事番号:T00059553
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)が同業大手の矽品精密工業(SPIL)に対する株式公開買付(TOB)を実施したことに対抗し、SPILが鴻海精密工業を引受先とする増資を計画していることについて、外国人株主は10月15日の臨時株主総会で反対票を投じるもようだ。30日付経済日報が報じた。
外国人株主は25日現在、SPILの株式53.58%を保有している。外国人株主はSPILが増資を行えば、1株当たり利益が12%減少するとして、ASEによるTOBを支持する側に回っている。増資が実現しなければ、TOB対抗策としての鴻海との資本提携が難しくなる。
米系の外国人株主は「SPILと鴻海の垂直統合自体は好ましいが、SPIL董事会が(鴻海との)株式交換を拙速に決議したことは、株主が株式を長期保有する上での利益を損ねるものだ」として、不快感を示した。
一方、ASEは29日、SPIL董事会に対し、鴻海などと追加的な株式交換を行わないことを書面で確約するよう求める声明を出した。
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