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台北のタクシー値上げ1日から、過徴収に注意を


ニュース 運輸 作成日:2015年10月1日_記事番号:T00059568

台北のタクシー値上げ1日から、過徴収に注意を

 大台北地区(台北市、新北市、基隆市)のタクシー料金が1日午前0時の乗車から約14%値上げされた。台北市公共運輸処(公運処)によると、大台北地区のタクシー5万6,000台のうち、値上げに対応した新型メーターを導入したのはわずか1,000台余りのため、当面は旧型メーターの表示料金に値上げ分を加算して徴収するケースが大半となる。公運処はタクシー運転手に同処作成の加算額計算表を助手席背部に貼り、正規加算額を徴収するよう呼び掛けた。加算額はhttp://www.pto.gov.taipei/public/Data/59301830771.pdf で確認できる。1日付中国時報が報じた。


タクシー料金を過徴収した運転手は公路法により罰金9,000元が科される(YSN)

 今回の値上げでは、初乗り運賃(1.25キロ以内)は70台湾元(約250円)で据え置いたため、利用が長距離になるほど料金が高くなる。走行距離250メートルごとに5元の加算は200メートルごとに短縮した。また、渋滞や信号待ちなどで時速5キロメートル以下になった場合、1分40秒ごとに5元加算していたのを1分20秒ごとに短縮した。深夜・早朝(午後11時〜翌午前6時)と春節(旧正月)期間の割増料金は1回20元で変わらない。

 旧型メーターで例えば表示料金が130元であれば、加算額計算表の「表示料金100〜145元=加算額5元」を適用して、135元が徴収される。

 公運処は、新型メーターは目的地到着時の料金読み上げ、領収書発行などの機能を持つため、旧型と区別できると説明。徴収額に疑問を抱いた場合、ナンバープレートと乗車時間、場所を控えておけば公運処に申告できるとした。