ニュース 石油・化学 作成日:2015年10月1日_記事番号:T00059574
出光興産は30日、12月で千葉工場(千葉県市原市)のポリカーボネート(PC)製造装置の運転を停止し、PC樹脂「タフロン」の生産を台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)麦寮工場(雲林県)に集約すると発表した。
台化は出光のライセンスによるPC生産を2002年に開始し、13年以降、出光は千葉工場から台化への生産集約を段階的に進めてきた。今回、特殊グレードも集約することで、出光のPC全グレードの生産を台化で行うことになる。
出光は、台化のPC装置はその安定的な原料供給と20万トンの生産能力によりアジアトップクラスの競争力を誇ると指摘。今回の生産集約により、タフロンの競争力をさらに高め、日本をはじめ世界各国へのより一層の安定供給に努めると表明した。
台化の洪福源副董事長によると、出光の千葉PC工場の年産能力は4万トン。台化の生産技術、効率が近年大幅に高まったため、出光が生産集約を持ち掛けてきたと説明した。現在、台化の麦寮PC工場はフル稼働中。来年出光のハイエンド製品の生産移転後、ローエンド製品の生産比率を下げる方針で、粗利益の大幅上昇が見込めると語った。
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