ニュース その他分野 作成日:2015年10月2日_記事番号:T00059586
来年1月の総統選に出馬する民進党の蔡英文主席は1日、桃園地区をアジアのシリコンバレーとして整備していく計画を新たな公約に掲げた。2日付中国時報が伝えた。
蔡主席(右)は、台湾は世界のインダストリー4.0(第4次産業革命)、IoT(モノのインターネット)、ビックデータの産業クラスターとなり得ると述べた(1日=中央社)
シリコンバレー計画は、蔡主席の「創新研究開発計画」の一環で、先ごろ発表された「グリーンエネルギー科技創新産業政策」に続く第2弾となる。
シリコンバレー計画は、桃園地区を▽潜在性がある企業の高成長発展基地▽アジア地域のクリエーティブ交流のハブ▽スマート応用研究開発拠点▽アジアの青年が起業する際の新規株式公開(IPO)拠点──とすることを盛り込んでいる。
蔡主席は計画実現に向け、「将来的に議会による協力、高級・技術人材のビザ・移民要件の緩和、エンジェルファンド・ベンチャー投資・IPOの制度改善、給与所得税率の合理化、教員の起業に関する規範緩和が必要になる」と述べた。
その上で、海外からの人材誘致について、「民進党は当然全世界の高級人材が台湾に来ることを歓迎する。故意に中国大陸の人材を排除する必要はない」と話した。
蔡主席は桃園を選んだ理由として、「アジアの5大都市への飛行距離が近く、6つの直轄市で最も若い人口を抱えるほか、既存の工業団地でサプライチェーンが整備されているからだ」と説明した。
民進党はシリコンバレーの用地として、台湾高速鉄路(高鉄)桃園駅周辺の3.81ヘクタールの用地を有望視している。
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