ニュース 電子 作成日:2015年10月2日_記事番号:T00059603
国家通訊伝播委員会(NCC)は1日、中堅通信キャリアの亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)と鴻海精密工業傘下の新興通信キャリア、国碁電子(アンビット・マイクロシステムズ)の合併計画には手続き上の問題があるとして、申請を却下する決定を下した。これにより両社の合併はさらに遅れる見通しとなった。
鴻海は既に亜太電信の経営権を握っており、アンビットとの合併で経営効率を高めたかったが、NCCの審査では大手通信キャリアの台湾大哥大(台湾モバイル)がアンビットの増資を引き受けたことが問題となった。
NCCは亜太電信とアンビットが合併した場合、台湾モバイルが合併後の亜太電信の株式3.45%を取得することになるため、電信法に基づきNCCの認可を得なければならないと指摘した。
亜太電信とアンビットの合併をめぐっては、亜太電信が台湾モバイルとのローミング提携に依存して第4世代移動通信(4G)サービスを提供していることが問題視され、NCCが今年1月に申請を却下し、説明書類の提出を求めていた。
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