液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）が、中国家電大手、ＴＣＬ集団からテレビ用65インチパネルの緊急受注を得た。ライバルメーカーの65インチ製品がＴＣＬの規格に合わず返品となったためで、ＴＣＬは今後同製品の発注をＡＵＯのみに絞ることから、ＡＵＯの第４四半期業績に寄与することが見込まれる。２日付経済日報が報じた。
サプライチェーン関係者によると、ＴＣＬが返品したのは65インチパネルの半製品の液晶セル（オープンセル）10万枚。ＴＣＬの65インチテレビモジュールとサイズが合わず、回線がはみ出す不具合が起きたようだ。
業界関係者によると、ＡＵＯは65インチテレビパネルを第６世代工場で生産している。同工場は減価償却が終わっているためコスト競争力があり、大型パネルであることから、同社のライン稼働率と平均単価（ＡＳＰ）の上昇に直接貢献するとみられる。
