ニュース 電子 作成日:2015年10月2日_記事番号:T00059609
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が先ごろ、第4四半期の減収見通しを示したことで、サプライチェーンでは、その要因について関心が高まっている。2日付電子時報は、▽コンピューター▽コミュニケーション(通信)▽コンシューマー向け電子製品▽自動車──の4C製品向け市場で需要が全面的に後退していると指摘。特にこれまで良好な受注見通しが続いていた自動車および産業向けICも第4四半期は削減対象となっており、業界では半導体産業は世界的に低迷期に向かっているとの見方も出ている。
台湾のIC設計業者によると、半導体業界ではこれまで景気が悪化するたびにスマートフォンやタブレット端末といった「キラー製品」の出現により、末端需要と産業景気が持ち直してきた。しかし、今年はモノのインターネット(IoT)向け、ウエアラブル(装着型)端末、バーチャルリアリティー(VR、仮想現実)関連製品などに業界の期待が集まったものの、依然、市場が成熟していない状況だ。こうした中、業界では今回の景気低迷は来年上半期まで続く恐れがあるとの予測が出ている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722