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「洪秀柱氏の交代求める」、国民党臨時党大会を提案へ


ニュース 政治 作成日:2015年10月5日_記事番号:T00059613

「洪秀柱氏の交代求める」、国民党臨時党大会を提案へ

 国民党の総統選公認候補となる洪秀柱副主席(立法院副院長)の支持率が低迷し、立法委員選挙で国民党候補者への悪影響に懸念が深まっていることから、江碩平同党中央常務委員は、7日開かれる中央常務委員会で、洪氏交代で党内世論を集約することを視野に臨時全国代表大会(党大会)の開催を提案する方針だ。5日付蘋果日報などが報じた。


洪氏は先週「最後にはやはり(中国との)統一が必要だ」と発言し、朱立倫主席から「あなたの発言は皆に受け入れられない」と直接注意を受ける一幕もあった(4日=中央社)

 江氏は4日、「党大会開催を支持する中央常務委員は20人以上いる」と明らかにした。同党の中央常務委員は現在39人で、江氏は委員会で多数決を求める可能性もあるとしている。ただ、中央常務委員会では通常、党主席の判断で決定が行われ、多数決が採られることはあまりない。

 一方、国民党幹部は「洪氏を総統選候補にすることは党大会で決定した。臨時党大会を開いて覆そうというのは前例がない」と江氏の動きに不快感を示した。中央常務委員を兼任する呂学樟立法委員も「党大会で決定した以上、支持率が低くても洪氏で行くべきだ」と話した。

 実際、総統選まで残り3カ月半を切っており、今から候補者を代えても情勢を逆転させることは難しいとみられる。