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台湾工銀、商銀への転換を決議


ニュース 金融 作成日:2015年10月5日_記事番号:T00059618

台湾工銀、商銀への転換を決議

 台湾工業銀行(IBT)は2日、臨時株主総会を開催し、商業銀行への転換と王道商業銀行(オーバンク)への行名変更を決議した。駱錦明同行董事長は、商業銀行への転換に向けて既に大規模な人材募集を開始していることを明らかにするとともに、年内に他の銀行を合併する可能性もあると語った。また転換後、早ければ来年中に王道銀行集団(オーバンク・グループ)の名称で上場申請を行いたいと表明した。3日付工商時報が報じた。

 他行合併の可能性について駱董事長は、インターネット銀行としての発展を主軸とするため、実体支店や拠点数の重要性は低くなり、合併によって経営の主導権を弱めることは望まないとした一方で、現在も合併対象と接触を続けており、相手側の経営方針やIBTとの相互補完性を重視して交渉を進め、年内に結果を出したいと語った。また駱董事長は合併対象について「上場する商業銀行は対象に含まれるが、海外銀行の可能性は低い」と述べた。

 なおIBTは同日、株主総会での決議後、金融監督管理委員会(金管会)に商業銀行への転換を申請しており、これを受けて金管会は王道商業銀行としての開業時期について「2017年1月」との見通しを示した。