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阿里山鉄道の全線開通延期、台風21号で土砂崩れ


ニュース 運輸 作成日:2015年10月5日_記事番号:T00059619

阿里山鉄道の全線開通延期、台風21号で土砂崩れ

 28日夜から29日未明にかけ台湾を横断した台風21号(アジア名・ドゥージェン)の影響で路面が崩れ、阿里山森林鉄道(嘉義県)は12月25日の全線運転再開計画の延期を余儀なくされた。4日付自由時報が報じた。


嘉義林区管理処は、奮起湖~十字路駅は走行し、阿里山駅まで10キロメートルは乗車25分のシャトルサービスを提供することを検討している(3日=中央社)

 行政院農業委員会(農委会)林務局嘉義林区管理処の周恒凱秘書によると、10月1日に作業員が42号トンネル付近で2カ所合計55メートルの土砂崩れを発見。同処が3日、専門家と視察し、台風21号が阿里山に496ミリメートルの雨量をもたらしたためと判断した。2009年の台風8号(アジア名・モーラコット)より被害規模は大きく、修復に2年以上かかるとみている。

 阿里山鉄道は09年の台風8号の被害が深刻で、全線運休となった。支線の祝山線と神木線は10年6月、主線(阿里山線)の嘉義駅〜竹崎駅は12年12月、竹崎~奮起湖駅が昨年1月に運転を再開し、残るは奮起湖~阿里山駅のみ。今年9月15日に嘉義駅〜阿里山駅の走行テストを実施し、10月の復旧工事完了、12月25日の約6年ぶり全線再開のめどが立っていた。