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高雄の製麺業者捜索、違法添加物使用で


ニュース 食品 作成日:2015年10月5日_記事番号:T00059626

高雄の製麺業者捜索、違法添加物使用で

 製麺業者の大量農産(高雄市大寮区)が麺類に使用が禁止されているか基準値を超える食品添加物を長期にわたり使用していた疑いが強まり、高雄地方法院検察署などは1日、同社と出荷先の食品業者計11カ所を捜索した。


高雄地検などは捜索で期限切れ食品734.32キログラムを押収した(2日=中央社)

 3日付中国時報によると、高雄市政府衛生局は今年8月、大量農産の陽春麺(白い小麦製の麺)から麺類への使用ができない漂白剤の保存料の安息香酸を1キログラム当たり2.65グラム検出。さらに、米粉(ビーフン)から二酸化硫黄を基準値(同0.01グラム)を超える同0.048グラム検出した。うち、陽春麺は同社と関係が深い再伯食品商行、乙才食品行(台南市仁徳区)で生産されていた。

 問題の陽春麺と米粉は高雄市、台南市、屏東県一円の商店や軽食店300カ所以上に出荷され、大量農産は月900万台湾元(約3,300万円)を売り上げていた。出荷先の軽食店は「もう20年以上仕入れている」と話しており、長期にわたり流通していたとみられる。

 検察は大量農産の製品の分析を改めて行い、違反事実が明らかになれば、食品安全衛生管理法違反で摘発する構えだ。