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力成の2月売上高、受注増加で過去最高


ニュース 電子 作成日:2008年3月7日_記事番号:T00005963

力成の2月売上高、受注増加で過去最高

 
 メモリーのパッケージング・テスティング(封止・検査)大手、力成科技(パワーテク・テクノロジー)は6日、2月売上高が24億7,000台湾元(約83億円)となり過去最高を更新したと発表した。力成の昨年の売上高は前年比44%増の244億元だった。7日付工商時報が報じた。

 上半期のDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)およびNAND型フラッシュメモリー価格の低迷が予測される中、力成は、3大顧客の東芝、エルピーダメモリ、IMフラッシュテクノロジーズの生産能力が大幅に成長したため、受注量の増加が続いている。外資系証券会社は、今年力成の売上高は約30%成長して300億元を上回ることも困難ではない、と予測している。

 今年はDRAMメーカーの資本支出が減少するとみられるが、製造プロセスの微細化が70ナノあるいは60ナノメートルの水準に達したことにより、生産能力は4~5割成長している。これにより受注量で価格が決まる封止・検査メーカーは、今年は売り上げ増が見込めることになる。