ニュース 石油・化学 作成日:2015年10月6日_記事番号:T00059654
中国鋼鉄(CSC)傘下の化学メーカー、中鋼碳素化学(CSCC)は5日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)がベトナム北中部ハティン省で設置を進める大型製鉄所を運営するフォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)と折半出資で、製鋼過程で産出されるコールタール、軽油、コークスを加工する石炭化学工場を同製鉄所周辺に設置することで契約を交わした。投資額は30億台湾元(約110億円)。6日付工商時報が報じた。
CSCCの黄書誠副総経理によると、11月に稼働予定の台プラ・ベトナム製鉄所の第1高炉ではコールタール5万2,000トンと軽油1万7,000トンが産出され、さらに来年第2四半期に第2高炉が稼働すれば産出量は2倍に拡大する見通しだ。
この他、CSCCは屏南工業区(屏東県)に石炭化学品やメソフェーズ・グラファイト粉末(MGP)などを生産する工場を設置する計画だ。10億8,300万元で約4万坪の用地を取得し、さらに8億400万元を投じて工場を建設。2017年6月に生産開始を予定している。年間生産量は石炭化学品が2,000トン、MGPは1,000トンを見込む。
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