ニュース 政治 作成日:2015年10月7日_記事番号:T00059668
国民党が総統選公認候補を洪秀柱同党副主席から朱立倫主席に交代させる方針を固めた中、蘋果日報が6日行った支持率調査によると、朱氏が候補者になった場合の支持率は29.98%で、民進党の蔡英文主席の40.92%に約11ポイント差に迫ることが分かった。同紙が今月1〜3日に行った支持率調査では蔡氏39.5%に対し洪氏17%で、朱氏に交代する場合、洪氏よりも支持率が約13ポイント高まることになる。
朱氏が今回、洪氏の交代と自身が立候補する意思を固めたのは、「このままでは総統選、立法委員選の両方で惨敗し、党主席は引責辞任、朱氏を支える勢力は霧散する」との進言を受けてのことだったという。朱氏は当初、総統選に出馬する考えだったが、馬英九総統の意向に沿って新北市長再任を選んだ。2期目の新北市長を任期満了まで務めることを公約した上、馬総統の人気が低いため来年の総統選で国民党が勝てる可能性は低いと判断、出馬を見送っていたという。
ただ、国民党候補の交代観測に対し民進党幹部は、「朱氏の政治的魅力はもはや以前ほどではない。蔡氏にとって脅威とはならない」との見方だ。
一方、洪氏は6日記者会見で、あくまでも出馬辞退はしない考えを改めて強調した。朱氏に対しては「なぜ最初から立候補しようとしなかったのか。予備選挙を見送った理由はどこに行ったのか」と皮肉を込めて批判した。
立候補の意思を変えない洪氏だが、国民党の地方組織は8割が交代に賛成だという(7日=中央社)
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