パソコン大手、宏碁（エイサー）は最近、オンラインストア「エイサーストア」を開設した。ＰＣ、スマートフォンの出荷拡大が目的で、現在、欧米17カ国とオーストラリアで利用できる。７日付工商時報が報じた。
エイサーストア開設で、エイサーは販売業者に頼る従来の販売モデルから脱却し、消費者との距離を縮める効果を期待している。
エイサーストアでは、各国の状況に合ったマーケティングを展開するため、エイサーの各国の支社が運営と物流手配を担う。エイサー公式サイトから独立しているため、各国のエイサーストアのデザインはそれぞれ異なる。
中国のスマホ業者が展開した、自社オンラインストアを販路の主力に据える販売モデルに触発され、台湾では華碩電脳（ＡＳＵＳ）が昨年、オンラインストア「ＡＳＵＳストア」を開設。ちょうど低価格スマホ「ZenFone」の販売が好調だった時期で、成果を挙げた。エイサーはＡＳＵＳストア開設から１年半後に、ようやくオンラインストア開設にこぎ着けた形だ。
