ニュース 政治 作成日:2015年10月8日_記事番号:T00059695
国民党は7日の中央常務委員会で、臨時全国代表大会(党大会)の開催を決定した。同大会では、総統選公認候補の洪秀柱同党副主席から朱立倫主席への交代を決定する予定だ。開催日は週明け12日に発表する方向で、現時点では24日が有力だ。8日付蘋果日報が報じた。
洪氏は、歴史がいずれ自身の正しさを証明すると強調した(7日=中央社)
委員会では朱主席が、「国民党の両岸(中台)政策路線および民意の主流とかけ離れている」と洪氏を批判した。洪氏は臨時党大会開催の決定に遺憾の意を示した上で、記者会見を開き、朱主席の指摘に賛同できないと表明した。その上で「両岸政策は国家の将来に影響する重点中の重点であり、私の政策に疑念があるのであれば改めて弁論を行うことを希望する」と訴えた。また、法的手段によって公認候補の資格を守ることは考えていないと説明するとともに、支持者に対しては理性を保つよう呼び掛けた。
一方、委員会が開かれた国民党本部の前には洪氏の支持者数百人が押し掛け、「朱主席は辞任しろ」などと怒号を上げた。
朱主席は新北市長の2期目で、総統選に出馬する場合、県市長兼任のまま総統を目指す初のケースとなる。これに対し民進党の新北市議会議員からは、「市長職を任期満了まで務めるという公約を破るもので、総統選に出るのであれば罷免を求めていく」との声が出ている。
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