ニュース 電子 作成日:2015年10月8日_記事番号:T00059710
ノートパソコンやモバイル端末の価格競争が世界的に激化する中、華碩電脳(ASUS)は、液晶パネルの調達先として、従来の群創光電(イノラックス)や友達光電(AUO)に中国の天馬微電子を加えることを検討しているとされる。まずモバイル端末向けに、その後、ノートPC向けにパネル調達を開始すると観測されている。8日付電子時報が報じた。
天馬微電子はこれまでスマートフォン市場での展開を中心としてきたが、最近ではノートPCやタブレット端末向け事業も強化している。また同社はターゲットを国内だけでなく、台湾を含めた世界のブランドメーカーに広げており、既にソニーのタブレット向け、マイクロソフト(MS)のスマホ向け受注を獲得している。
中国のパネルメーカーは、巨大な内需市場を抱える国内ブランドが積極的に自国サプライチェーンの育成を図っているという強みを背景に勢力を拡大し、台湾のサプライヤーは大きな脅威に直面している。
また現在、世界経済が低迷し、電子製品市場では来年も激しい価格競争が続くと予測され、価格面で優位に立つ中国メーカーが今後も勢力を拡大するとみられる。
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