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訪日の蔡英文主席、安倍首相との接触説


ニュース 政治 作成日:2015年10月12日_記事番号:T00059725

訪日の蔡英文主席、安倍首相との接触説

 日本メディアの報道によると、民進党の蔡英文首席が8日、滞在先の東京で安倍晋三首相と非公式に接触した可能性が浮上している。


蔡主席(左2)は9日午後、自民党本部を訪問し、細田博之幹事長代行(左3)らと会談した(9日=中央社)

 蔡主席と安倍首相は同日昼ごろ、首相官邸近くのキャピトル東急ホテルに同じ時間帯に居合わせた。菅義偉官房長官は同日午後の記者会見で「そうした(会談の)予定はなかった」と説明。蔡主席サイドも日本の対台湾窓口交流機関、交流協会の大橋光夫会長と会食していたとして、安倍首相との面会を否定している。

 安倍首相は今年7月にも訪日した李登輝元総統と同ホテルで同じ時間帯に居合わせており、両者が秘密裏に会談したのではないかとの憶測を呼んだ。

 蔡主席は安倍首相の実弟の、岸信夫衆院議員の招きで安倍首相のお膝元でもある山口県を訪問したばかりだった。

 9日付中国時報は、蔡主席が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加問題などをめぐり、安倍首相と会談したが、蔡主席サイドが「高度な国益は守らなければならない」として確認を避けたと報じた。

 蔡主席は9日夜、台湾に戻り、今回の訪日について、「順調で豊富なスケジュールだった」とした上で、日本の政党関係者と接触したことなどに触れ、「外交の成果は市民全員が享受すべきもので、台湾と日本が友好的で互いに利益となる関係を維持できるよう努力したい」と述べた。