ニュース 金融 作成日:2015年10月12日_記事番号:T00059728
中国人民銀行(中央銀行)は8日、人民元のクロスボーダー銀行間決済システムである「中国国際決済システム(CIPS)」の運用を開始し、外資系銀行を含む銀行19行に開放した。
19行にはHSBC、シティバンク、スタンダード・チャータード銀行など外資系銀行8行も加わっている。CIPSは19行を通じ、台湾の金融機関も利用でき、中国銀行台北支店によると、台湾に銀行17行が運用開始初日に168件の決済を行ったという。
CIPSは世界的に銀行間決済で使用される国際銀行間通信協会(SWIFT)のシステムとは別個に人民元に特化した決済システムとして発足した。人民元の国際化を目指す狙いのほか、SWIFT経由の取引による情報漏えいを懸念した動きとみられる。
人民銀の范一飛副行長(副総裁)は「人民元は中国で2位の国際決済通貨であるばかりではなく、世界4位の決済通貨になった。人民元による支払いは今後さらに便利になり、中国の海外進出戦略による影響力を拡大することになる」と指摘した。
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