ニュース 商業・サービス 作成日:2015年10月12日_記事番号:T00059730
台湾を発祥地とするアジア最大の音楽ストリーミング配信サイト「KKBOX」の創業者、林冠群氏は、日本市場の積極攻略を来年の目標に掲げた。12日付工商時報が伝えた。
日本の音楽デジタル配信市場は世界2位の規模とされ、音楽ストリーミング配信サービスに新規参入が相次いでいる。
KKBOXは2010年に日本のKDDIによる出資を受け、現在は同社の子会社となっている。KKBOXは2011年から配信を開始し、現在もKDDIの定額制音楽配信サービス「うたパス」とは別にサービス展開しているが、市場拡大は進んでいない。日本では著作権者が新曲の配信をデジタルコンテンツ業者に認めないケースがあり、サービス拡大の足かせとなってきたためだ。
しかし、今年に入り、市場に変化が見られ始めた。「アップル・ミュージック」が日本で音楽ストリーミング配信サービスを開始。メッセンジャーアプリ「LINE(ライン)」も同様のサービス「LINEミュージック」で参入。グーグルも「グーグルプレイ・ミュージック」で追随した。競争激化を受け、著作権者の態度も軟化しており、KKBOXは日本の音楽ストリーミング配信サービス市場が今年末以降、戦国時代を迎えるとみている。
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