ニュース その他製造 作成日:2015年10月12日_記事番号:T00059734
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下のエナジートレンドの林嫣容アナリストは、太陽光発電市況の好調を受け、関連メーカーは来年春節(旧正月)まで受注が満杯となっていると指摘。さらにその後も中国および米国市場で需要の高まりが続き、例年の非需要期に当たる第2四半期も好業績が期待できるとの見通しを示した。10日付蘋果日報が報じた。
林アナリストによると、中国の国家能源局が先ごろ、太陽光発電所の新規建設規模を5.3ギガワット(GW)拡大することを決め、来年半ばまでに発電の開始を予定していることなどから同国内で年末以降に関連需要が活発化すると予想される他、米国向け受注も全体としては見通しが明るい状況で、サプライチェーンにおけるオファー価格も小幅ながら上昇傾向にある。
なおエナジートレンドの最新レポートによると、台湾メーカーの変換効率17.8%以上の太陽電池オファー価格は現在1ワット(W)当たり0.325米ドルまで上昇。太陽電池価格の上昇を受けて、台湾のポリシリコン(多結晶シリコン)ウエハーメーカーも相次いでオファー価格を引き上げており、10月のオファー価格はウエハー1枚当たり0.005〜0.01米ドルに上昇し、緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)、達能科技、中美矽晶電子(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ)といった関連メーカーの業績改善に貢献しそうだ。
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