ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年10月12日_記事番号:T00059736
中国鋼鉄(CSC)の林弘男総経理はこのほど、中国や韓国から輸入される溶融亜鉛めっき製品が不当な低価格で大量に台湾へ輸入され、台湾メーカーに不公平な競争を強いているとして既に反ダンピング(不当廉売、AD)提訴を行ったことを明らかにした。さらに今後、鋼板についても提訴する方針だ。9日付蘋果日報が報じた。
林総経理は、同社製品の65%は台湾域内向けに販売されており、中国や韓国から輸入される低価格製品により大きな打撃を受けていると説明。また証券会社によると、中国で鉄鋼製品の生産能力が過剰となり、余剰製品が低価格で海外へ輸出されていることから各国が反ダンピング関税など国内産業を保護するための措置を講じ、これにより台湾製鉄鋼製品の輸出も不調に陥っているという。
林総経理は、他国との関税協定が未締結のため、台湾製品の輸出競争力が弱い状況の中、域内販売も確保できなければ台湾経済全体に悪影響が及ぶとして、ダンピング問題を重視するよう政府に訴えている。
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