ニュース 電子 作成日:2015年10月12日_記事番号:T00059741
世界景気が低迷する中、供給過剰に陥っている液晶パネル価格は需要期にもかかわらず下落が続いており、来年、再来年も不調が続く見通しとなっている。業界関係者は、中国メーカーが今後も生産能力の拡充を継続した場合、群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)の台湾大手2社は、ブランドを持たず出荷先を確保できない上、政府からの支援も期待できず、中韓メーカーに押されシェアが縮小、業界内での地位が低下する恐れがあると指摘した。12日付蘋果日報が報じた。
市場調査会社、IHSディスプレイサーチによると、今年の液晶パネル需要は8%増、供給は6%増と予測されているが、2016年は需要が7%増、供給が8%増、17年も需要が4%増、供給が5%と逆転状況が続くとみられる。
台湾メーカーは多様なサイズのパネルの提供などで中国メーカーとの競争を回避する戦略を採用しているが、供給過剰が続いた場合、台湾勢力が強みとする39.5、40、43インチパネルにも価格下落の波が及ぶと予想される。
ただ緊急受注の増加を受け、イノラックスの9月連結売上高は前月比12.6%増の312億9,500万台湾元(約1,160億円)、AUOも同3%増の314億1,400万元とプラス成長を記録した。
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