ニュース 電子 作成日:2015年10月12日_記事番号:T00059742
ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は来年、同社が開発した先進パッケージング・テスティング(封止・検査)技術、CoWoS(Chip on Wafer on Substrate)および統合ファンアウト型ウエハーレベルパッケージ(InFO-WLP)を利用した本格的な生産を開始する予定で、同年売上高に3億米ドルの貢献をもたらすと予測されている。12日付工商時報が報じた。
TSMCは2012年、ウエハーレベルパッケージ市場での事業展開に着手。特に3次元IC(3DIC)市場の発展を好感し、CoWoS技術の研究開発(R&D)、および生産能力の構築を進め、シリコンインターポーザやシリコン貫通電極(TSV)技術を開発。生産チェーンを統合し、今年既に量産に入っている。
これまでCoWoS技術はFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)大手、ザイリンクスとアルテラでの採用にとどまっていたが、このほどエヌビディアやアバゴ・テクノロジーズなどからの受注も決まり、来年から量産が始まる見通しとなっているという。
なおTSMCが8日に発表した9月の連結売上高は前月比3.8%減、前年同月比13.8%減の645億1,400万台湾元(約2,400億円)。第3四半期通期では前期比3.4%増の2,125億500万元となった。
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