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ノートPC受託大手、9月軒並み増収【表】


ニュース 電子 作成日:2015年10月12日_記事番号:T00059745

ノートPC受託大手、9月軒並み増収【表】

 ノートパソコン受託生産大手5社の9月売上高は、マイクロソフト(MS)の新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ10」およびインテルの新世代プロセッサー「スカイレイク」搭載製品の出荷増が貢献して軒並み増収となった。9日付工商時報が報じた。

 広達電脳(クアンタ・コンピュータ)の9月売上高は前月比11.4%増、前年同期比18.9%増の1,013億3,000万台湾元(約3,770億円)で、ノートPC出荷台数は前月比5%増の430万台だった。新機種の需要増の他、ヒューレット・パッカード(HP)向けの追加出荷が貢献した。

 仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は前月比42.5%増、前年同月比7.9%増の915億4,700万元だった。ノートPC出荷台数は前月比41%増の450万台に上り、今年初めてクアンタを上回り首位となった。

 第4四半期についてクアンタとコンパルは、現在受注見通しが1~2カ月しか立っていないため、ノートPC出荷台数のプラス成長は難しいとの見方を示した。

 緯創資通(ウィストロン)は9月売上高が前月比29.2%増、前年同期比1.1%減の607億7,300万元、ノートPC出荷台数は前月比31%増の210万台だった。英業達(インベンテック)は売上高が前月比23.9%増、前年同月比10.1%増の405億400万元、ノートPC出荷台数は前月比18%増の200万台だった。

 一方、和碩聯合科技(ペガトロン)はアップルのスマートフォン新機種「iPhone6s」の出荷増が貢献し、9月売上高は前月比119.2%増、前年同月比55.2%増の1,660億8,300万元で過去最高となった。ノートPC出荷台数は前月比5%増の230万台だった。