金宝電子工業（キンポ・エレクトロニクス）とタッチパネルメーカーの洋華光電（ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス）が中国工場を閉鎖したとの市場観測が浮上した。13日付蘋果日報が報じた。
キンポがプリンターなどを生産する広東省東莞市の工場を閉鎖したと中国メディア、南方都市報が報じた。これに対し同社広報は、顧客の米国プリンター大手が今年はタイ工場での生産を増やすよう求めてきたので、東莞工場の生産ライン９本を８月より徐々に減らしており、中国の国慶節（建国記念日、10月１日）連休前には２本となったが、工場閉鎖ではないと説明した。来年は別の新規顧客からプリンターの受注があるので、生産能力は今年より増えると予測した。
一方、洋華光電は12日、広東省恵州市の工場の稼働停止を発表した。タッチパネル業界の競争激化を受け、運営コストを削減し、競争力を向上するため、ベトナムに生産を集中させる計画だと説明した。
