ニュース その他分野 作成日:2015年10月14日_記事番号:T00059784
中国海関総署が13日発表した9月の輸入総額は前年同月比20.4%減の1,452億米ドルで、11カ月連続で前年割れとなるとともに減少幅が拡大した。中国を最大の輸出先とする台湾に影響が出ている。
台湾の9月の対中輸出額(香港含む)は前年同月比17.1%減少した。経済部国際貿易局(国貿局)によると、うち電子製品は中国の在庫消化が続き9.9%減少した。機械製品は中国の生産能力過剰が響き11.4%減少した。光学器材は中国の「紅色供給網(レッドサプライチェーン)」台頭により20.5%減少した。
財政部は、中国の輸入減少は世界的な需要低迷を反映しており、輸出不振は台湾だけではないと指摘。また、中国の輸入の減少幅拡大は原油価格下落の影響もあると説明した。
野村ホールディングスの中国経済学者は、中国は人民元下落により主要輸入品の米ドル建て輸入額が減少したが、輸入低迷は同国の長期にわたる生産能力過剰を強く反映していると分析した。
14日付経済日報は、台湾企業は輸出先を分散させて中国への依存度を下げるべきだと提言した。
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