ニュース 公益 作成日:2015年10月14日_記事番号:T00059786
台風の際に大台北地区(台北市、新北市、基隆市)の水道水が混濁する問題を解決すべく、台北自来水事業処は、水源の翡翠ダム(新北市石碇区)と直潭浄水場(同新店区)を直接結ぶ導水管を、8年後の2023年末の完成を目標に整備する計画を策定した。14日付聯合報などが報じた。
今年は8月の台風13号(アジア名・ソウデロア)と9月の台風21号(同・ドゥージェン)の際、直潭浄水場が取水する南勢渓ががけ崩れで濁った影響で、台北市などの一部地域で水道水の混濁が数日間続いた。このため、翡翠ダムからの導水管敷設が急務との声が出ていた。
整備計画は、翡翠ダム付近の取水口から2.5キロメートルの導水管を敷設し、直潭浄水場につながる既存水路と連結させるもので、建設費は20億台湾元(約74億円)。18年末までに環境影響評価を終え、23年末までに工事を完了する予定だ。
同計画に対し柯文哲台北市長は「完成まで時間がかかり過ぎる」として、経済部にスケジュール短縮への協力、および建設費の全額補助を求めた。これに対し楊偉甫経済部次長は「スケジュール短縮には全力で協力したい。ただ全額補助は困難で、慣例からして最高で半額までだ」と語った。
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