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太陽電池業界、来年の高成長に期待感


ニュース その他製造 作成日:2015年10月14日_記事番号:T00059793

太陽電池業界、来年の高成長に期待感

 太陽電池業界の複数の経営者が13日、太陽電池需要は下半期に徐々に好転し、市場が健全な局面を迎えており、来年高成長が期待できると口をそろえた。14日付工商時報が報じた。


台湾国際太陽光電展覧会(PV台湾)の14日開幕を前にした記者会見に、藩ジンテック総経理(右1)、新日光能源(ネオソーラーパワー、NSP)の洪伝献執行長(右2)などが出席した(13日=中央社)

 太陽電池大手、茂迪(モテック・インダストリーズ)の張秉衡執行長は、太陽電池の供給過剰は健全な水準である10%にまで改善したと指摘した。

 昱晶能源科技(ジンテック・エナジー)の藩文輝総経理は、中国が下半期に今年の太陽光発電設備の新規建設規模を3割拡大することを決めたことで、台湾が恩恵を受けていると指摘。中国の建設規模は今後5年でさらに100〜150ギガワット(GW)増えると予想した。

 太陽電池用導電性ペースト最大手、碩禾電子材料(ギガソーラー・マテリアルズ)の黄文瑞総経理は、顧客の生産状況が非常に良く、供給不足になっていると指摘。中国、米国、インドの需要が良く、同3カ国は来年20%成長が続くと予想した。

 太陽電池用シリコンウエハー大手、中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)の徐秀蘭総経理は、太陽電池産業は春節(旧正月)まで忙しくなり、今後20年は成長が続くと予想した。