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台中の百貨店業界、創業祭セール前半戦は業績微増


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年10月15日_記事番号:T00059818

台中の百貨店業界、創業祭セール前半戦は業績微増

 台中市の百貨店業界で14日、創業祭(週年慶)セールの前半戦が終了したが、各社の売上高は前年同期比1~2%増と予想を下回った。後半戦は物産展などで来店客を呼び込み、購買意欲を刺激する。15日付工商時報が報じた。

 新光三越百貨の台中中港店は、創業祭セール前半の売上高が28億台湾元(約103億円)で前年同期比1%増だった。国際ブランド品、大型家電などは比較的好調だった。創業祭セール後半戦は、大阪の有名店「自由軒」のカレーなど日本の人気ブランド60店以上を招いて日本物産展を開催し、売上高4,000万元を目指す。同店の1~8月売上高は100億元を超えており、第1~3四半期売上高は前年同期比5%増が予想されている。

 台中大遠百(トップシティー)は、創業祭セール前半の売上高が19億元で前年同期比2%増だった。化粧品やスポーツ・カジュアル、ファストファッションが比較的よく売れた。後半戦の売上高目標は25億元。同社は第1~3四半期売上高が7%増の84億元で、10月末~11月初旬までに100億元突破が見込まれる。

 広三そごう百貨は創業祭セール前半の売上高が12億5,000万元で前年同期比1.5%増だった。20日まで金門物産展を開催し、28日までの後半戦を合わせた創業祭セール期間の売上高で18億3,000万元を目指す。

 中友百貨は創業祭セール前半の売上高がファストファッションの「H&M」を除いて15億元と前年並みだった。デング熱の感染拡大による台南旅行回避に目を付け、台南グルメの物産展を20日~11月1日まで開催し、創業祭セール後半戦の売上高は20億元を目指す。同社の第1~3四半期売上高は65億元で前年同期比1%増。