ニュース 電子 作成日:2015年10月15日_記事番号:T00059826
15日付電子時報によると、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は第4四半期、16ナノメートルFinFET(FF、立体構造トランジスタ)製造プロセスの廉価版となる16ナノFFC(FinFET Compact)プロセスについて、顧客への売り込みを開始したもようだ。
TSMCは2014年末に16ナノFinFETプロセスによる生産を開始して中国の深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)などを主力顧客とし、今年上半期には同プロセスのアップグレード版「FinFETプラス」を投入してアップルからの受注を獲得した。
今回投入した16ナノFFCプロセスは廉価版の位置付けとする他、低消費電力性能などに強みを持ち、TSMCはより多くのIC設計業者による採用が期待でき、16年のFinFETプロセス市場における同社シェアの大幅拡大につながると期待を寄せている。
なおTSMCは28ナノプロセスにおいても廉価版を投入することで同業他社のシェア拡大を阻止に成功しており、同様の戦略が16ナノ世代においても奏功するか注目を集めている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722