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世界初、スマート知的財産権取引所開設へ


ニュース その他分野 作成日:2015年10月16日_記事番号:T00059836

世界初、スマート知的財産権取引所開設へ

 鴻海科技集団(フォックスコン)の元法務長(法務責任者)で特許関連の分析ツールを提供するクラウドサービスなどを展開する賽恩倍吉集団(サイエンビジップ・グループ)の周延鵬董事長は15日、来年上半期にも世界初の「スマート知的財産権取引所」を開設する計画だと語った。16日付経済日報が伝えた。

 周董事長によると、知的財産権取引所は株式取引のように知的財産権を売買し、知的財産権の現金化を促進していく狙いで設置される。企業、個人、学校、研究機関は自身が保有する知的財産権を取引所に登録し、買い手を探す。価格は取引所の分析ツールによる価値評定または売り手による自主的な設定で決定できる。

 周董事長は「企業はこれまで知的財産権の買い手を積極的に探さなければ、黙って特許期間満了を待つだけだった。知的財産権取引所は新たな概念で、世界的に知的財産権の取引方式を覆すものになる」と述べた。

 サイエンビジップ・グループには現在フォックスコンが51%を出資しており、フォックスコンは自社の知的財産権取引をサイエンビジップ・グループに委託している。