ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

和泰汽車、若者向け「ヤリスS」発表


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2015年10月16日_記事番号:T00059847

和泰汽車、若者向け「ヤリスS」発表

 トヨタの台湾総代理、和泰汽車は15日、若年層をターゲットに外観や内装、操作性を追究した新型車「ヤリス(日本名ヴィッツ)S」を発表した。希望小売価格は58万9,000台湾元(約220万円)と62万9,000元の2種。同車の発売によりヤリス全体の単月販売量を従来の1,250台から1,500台まで引き上げる目標だ。時報資訊などが報じた。


ヤリスSには総額5万元以上の個性化パーツを搭載した(和泰汽車リリースより)

 ヤリスは昨年9月にモデルチェンジ車種を発売して以降、現在までの累計販売台数が1万7,000台に上っており、台湾の小型ハッチバック車市場でシェア1位の座に就いている。和泰汽車の黄明顕協理は、「ヤリスSの投入によりハッチバック市場でのシェアを現在の25.2%から30%に高めたい」と語った。

 なお行政院は先週、新車への買い替え時に中古車を海外に輸出できた場合、貨物税(物品税)を5万元減税することを盛り込んだ貨物税条例改正案を閣議決定した。しかし、同条件を満たすことが難しいため、これまで新車購入を控えていた消費者が改正案の施行を待たずに購入に踏み切っている。および自動車各社が中古車を海外へ輸出しなくても同程度の割引を提供する買い替えキャンペーンを打ち出したことも後押しした。和泰汽車の謝富来広報担当は「10月の自動車販売台数は市場全体で3万台を突破。通年でも従来予測の42万台を達成できる」との見方を示した。