ニュース 公益 作成日:2015年10月19日_記事番号:T00059865
香港で水道水の鉛汚染が社会問題化する中、台湾でも家庭に水道水を供給する浄水場のうち25カ所で基準値未満の鉛が検出された。19日付蘋果日報が伝えた。
同紙の調査報道によると、台湾自来水公司と台北自来水事業処が管轄する浄水場計25カ所で、1リットル当たり0.25~7.76マイクログラムの鉛が検出された。ただ、検出値は世界保健機関(WHO)が定める10マイクログラムを下回る水準だった。
米国をはじめ諸外国では鉛製の水道管の使用を禁止している国も多いが、台湾では▽台北市▽新北市▽新竹県▽新竹市▽苗栗県▽宜蘭県▽花蓮県──の7自治体で3万6,000戸が老朽化した鉛製の水道管で水道水の供給を受けていることが分かった。
台北自来水事業処は半年かけて現地調査を行った上で、来年4月にも鉛水道管の交換計画を取りまとめると説明した。また、台湾自来水公司は宜蘭県、新竹県、新竹市、苗栗県では水道管の更新作業が来年までに完了すると説明。ただ、鉛水道管の敷設個所について、両社は混乱を避けるためとして公表を避けており、情報公開をめぐる態度に批判が出る可能性も指摘されている。
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