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高雄LRT、試運転開始


ニュース 運輸 作成日:2015年10月19日_記事番号:T00059866

高雄LRT、試運転開始

 高雄環状ライトレール(軽軌鉄道、LRT)が16日、一部区間で一般の乗客を乗せての試運転を開始した。17日付聯合報などが報じた。


高雄LRTは試運転期間中、一卡通(Iパスカード)利用で無料で試乗できる(高雄市リリースより)

 試運転では、第1期の水岸線(ウオーターフロント線)に含まれるC1(籬仔内)〜C4(凱旋中華)駅間を、31日まで毎日午前9時〜午後7時まで30分ごとに1往復、1日20往復運行する。籬仔内駅でのみ乗り降り可能。

 16日午前9時の第1便は定員150人の予約でいっぱいだった。試乗した市民は「高雄LRTは地下を走る都市交通システム(MRT)と違って窓から外の風景が見えて快適だ」と話した。

 一方、沿線では交通の乱れも見られた。高雄LRTは道路と平面交差する地点が多く、試験開通で沿線の交差点の信号は従来の1サイクル1分余りから2分40秒に延びた。このため高雄LRT用以外の信号が赤の際に、待ちきれずに突っ切る自動車、バイクもあった。また、高雄LRTの線路と知らずにドライバーが傍に車を止めたため、後続の車が線路上に立ち往生になる危ない場面もあった。

 なお高雄LRTは年末に水岸線の8駅、来年6月に全線14駅の開通を目指していたが、同線の工事を共同受注しているゼネコンの長鴻営造が不渡りを出し工事が一時中断したことから、開通延期の懸念が浮上している。