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YUSCOのステンレス鋼、今月2度目の値上げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年3月10日_記事番号:T00005988

YUSCOのステンレス鋼、今月2度目の値上げ

 
 燁聯鋼鉄(YUSCO)が14日、今月2度目のステンレス鋼価格の値上げを発表するもようだ。冷延、熱延製品の域内価格は1トン当り最低でも1万台湾元(約3万3,500円)となり、平均値上げ幅は約7%となるとみられる。10日付工商時報が報じた。

 鉄鉱石および冶金原料、石炭の国際価格上昇に加え、ニッケルおよびクロム鉄鉱価格も大幅に上昇していることから世界のステンレス上流メーカーで原料コストが激増し、さらに韓国ポスコが冷延、熱延ステンレスコイルを1トン当り25万ウォン(約2万7,000円)に値上げしたことから域内ステンレス価格も上昇している。

 燁聯の値上げを受けて、大手唐栄鉄工廠や下流の允強実業、彰源企業、新鋼工業なども製品価格を値上げするとみられる。

 林義守燁聯董事長は、値上げ幅に関してはコメントを避けたが、ニッケル価格の変動が激しく、今後半月に一度価格会議を開き価格を決めることで下流メーカーと一致していると語った。