ニュース 電子 作成日:2015年10月19日_記事番号:T00059880
LED(発光ダイオード)業界の観測によると、LED照明大手、フィリップスがサプライチェーンに対し、来年の出荷価格を0.8米ドルまで現在より2割引き下げるよう求めている。今年フィリップスのサプライチェーン入りした台湾のLEDパッケージング(封止)大手、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)は先日、中国のLEDチップ採用で、LED電球の出荷価格を0.9米ドルまで引き下げられると表明しており、大口受注が期待できそうだ。19日付電子時報が報じた。
LED業者によると、今年下半期に発売されている簡素な設計の低価格LED電球は出荷価格が1~1.2米ドルと、既にメーカーの限界に達しており、中国メーカーでさえ短期間で1米ドル以下を実現するのは困難だ。
またLED業者によると、これまで北米の照明メーカーは米国エネルギー省の補助を受けるため、360度の全周発光LED電球の出荷価格が2~2.5米ドル以上だったが、業界観測によるとフィリップスは出荷価格を1.5米ドルまで押し下げた。省エネ基準の認定は受けられないが値下げで販売量が増加したため、その他ブランドも市場シェア拡大のため、出荷価格を1.2米ドルまで押し下げており、業界の薄利化、低価格競争が激化している。
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