ニュース 電子 作成日:2015年10月19日_記事番号:T00059884
19日付経済日報によると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が検討している中国での半導体12インチウエハー工場設置について、設置場所は江蘇省南京市となり、早ければ2018年に16ナノメートル製造プロセスによる量産を開始するとの観測が出ている。同計画に対する総投資額は1,000億台湾元(約3,700億円)を超え、台湾半導体メーカーの中国12インチ工場投資としては過去最高を更新するとの見方だ。
観測によると、中国12インチ工場の設置場所についてTSMCは、インテルの旧大連工場を活用することも検討したが、同工場は8インチ工場で改装が必要となり、経済的でないため、当局による投資優遇措置が期待できる南京に決まったとされる。
証券会社は、TSMCが中国で12インチ工場を設置し、16ナノプロセスによる量産を開始すれば、中国が自国内のIC製造を強化する中、クアルコム、聯発科技(メディアテック)、深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)、展訊通信(スプレッドトラム・コミュニケーションズ)などから受注が期待できると指摘している。
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