財政部によると、台湾全土の基礎行政単位「里」のうち、豪邸が多い台北市信義区安康里（人口１万1,000人）の総合所得税納税額が合計129億9,100万台湾元（約480億円）で最多となり、最も裕福であることが分かった。20日付蘋果日報が伝えた。
安康里は信義計画区付近の信義路、松高路、松仁路、松徳路に囲まれた地域を指し、芸能人や鴻海科技集団（フォックスコン）の郭台銘（テリー・ゴウ）董事長など有名人が多く住んでいる。
２位には台湾高速鉄路（高鉄）新竹駅に近い新竹県竹北市十興里、３位には台湾全土で最多の人口を抱える高雄市左営区福山里が入った。５年前には里別の納税額の大半を台北市が占めたが、今回明らかになったランキングは上位に大きな変動が見られた格好だ。
竹北市十興里は高鉄駅に近い関係で不動産開発が進み、ハイテク企業に務める高所得層が集まったことで上位に食い込んだ。
