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朱主席の新北市長休職、民進党が罷免運動


ニュース 政治 作成日:2015年10月20日_記事番号:T00059891

朱主席の新北市長休職、民進党が罷免運動

 朱立倫国民党主席が、兼任する新北市長を休職して総統選に立候補することに民進党が反発しており、同党の何博文新北市議会議員は朱氏の罷免をインターネット上で呼び掛け、署名運動を開始した。


新北市の林芥佑新聞局長は、朱氏が市長としての給料3カ月分60万台湾元(約220万円)を市に寄付したと説明した(19日=中央社)

 朱氏は19日、総統選挙の投票日である来年1月16日までの市長休職届けを市に提出、それまでは侯友宜副市長が代理を務めることとなった。総統選で敗れたとしても新北市長の地位を維持したい意図があるとみられている。

 何議員は「任期満了まで務め、総統選には出馬しないと何度も言っていたのに朱氏の信用は地に落ちた。即刻辞任すべきだ」と批判した。これに対し朱氏は「他の公職に就いたままでの出馬は台湾にも海外にも前例がある」とコメント。休職中の給金は寄付に回すと語った。

 また、国民党文化伝播委員会の林奕華主任委員は、かつて蘇貞昌・元民進党主席が立法委員在職のまま台北県長選に出馬した例や、呂秀蓮・元副総統が桃園県長のまま副総統に立候補した例を挙げ、「民進党は他人に厳しく自身には甘い」と批判した。