ニュース 運輸 作成日:2015年10月20日_記事番号:T00059897
高雄環状ライトレール(軽軌鉄道、LRT)は19日午後0時42分、同日9便目となる列車がC4(凱旋中華)駅に到着し、折り返しの準備中に1~2両目が脱線した。乗客27人は揺れを感じたものの、けがはなかった。乗客を乗せての試運転4日目だった。20日付聯合報などが報じた。
脱線した高雄LRTの車両はクレーンで吊り上げて復旧させた(19日=中央社)
高雄市政府捷運工程局(高雄市捷運局)は、脱線の原因は折り返し運転のためのスイッチが定位置になかったことと初期判断を下した。事故原因の調査のため、高雄市捷運局は車両を提供したスペインのCAF、高雄捷運(KRTC)などと鑑定小委員会を組織した。
KRTCは、高雄LRTは最速で時速50キロメートルだが、試運転期間中は時速30キロ、脱線当時は10キロ以下に減速しており、脱線の衝撃は大きくなかったと説明した。また、試運転は続行するが、複線から単線運行に切り替えると説明した。
高雄LRTの模擬訓練当時、脱線事故が起きれば1時間半以内の復旧作業が求められていたが、実際は午後4時50分まで4時間近くかかった。これに対し高雄市捷運局は、模擬訓練はセメント上だったが、今回の事故は柔らかい草地の上で難易度が高かったと弁明し、改善を図ると表明した。
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